世界とつながる エスペラント語研究会

 世界共通言語「エスペラント語」を知っているだろうか。エスペラント語とは、1887年に発表された世界共通言語。世界で100万人以上の話者がいるとされ、年に1度世界大会が開かれている。京都大にも「京都大学エスペラント語研究会」があり、部員らはエスペラント語研究に日々励んでいる。

 京都大学エスペラント語研究会の歴史は古く、戦時中の一時断裂を除き1919年設立の「三高エスペラント会」から続いている。現在、主に活動している部員は9人。他大学や海外から人を招くなど外部との交流も盛んだ。部員はエスペラント語だけでなく言語全般に興味を持っている人たちが集まっている。
 主な活動は、週1回の勉強会。部内はもちろん、エスペラント語に興味のある京大生に対しても、新歓などの際に勉強会を開催。また、他大学の研究会や同好会と合同で合宿を行い、交流を深めている。ことしの夏には京都大のほかに筑波大などが参加した。
研究会はエスペラント語の国際大会にも参加している。昨年は福井県小浜市で開かれた「日本エスペラント大会」に2人の部員が出席。世界各国の人がエスペラント語で講演や研究発表を行い、交流会も催された。ことしも年末に韓国・釜山で開催される「東アジア青年エスペラント合宿」に出席する予定だ。
 会長の安西航希さん(文・2年)は「研究会に入ってから、年齢や国籍を問わずさまざまな人たちと交流することができた。多くの人と触れ合い、とても有意義な機会となっている」と話した。

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