自転車シェアサービス 高い満足度利用広まる
京都大が構内移動用自転車や放置自転車の削減を目指し、昨年3月から実験導入した自転車シェアサービス「COGOO」。導入から1年、自転車の利用者数と専用アプリの登録者数は増加している。
「COGOO」はリレーションズ株式会社が運営する自転車シェアサービス。決められた駐輪場でアプリを起動し、自転車に搭載された装置にアプリで取得した暗証番号を入力すると鍵が解除される仕組みだ。借りた駐輪場以外での返却も可能で、京大の学生、教職員なら誰でも利用できる。また、リレーションズが調査した昨年3月14日から今年2月末までの利用状況によると、登録者数は約1900人、利用者総数は約13000人だった。
昨年、利用者に対して実施したアンケートでは、自転車シェアサービスに対する満足度は「非常に満足」、「満足」が合わせておよそ7割を占めていた。一方「不満」、「非常に不満」は合わせておよそ1割。不満の主な理由は自転車数や駐輪場の不足が原因だった。
現在は、専用駐輪場10カ所、自転車100台で運営している。具体的な予定はないが増設や増台も視野に入れているという。