山岳部2人 遺体で発見
5日午後から富山市の北アルプス・薬師岳(標高2926メートル)近くで沢に流され行方不明になっていた京都大山岳部の男子学生2人が、6日午前に現場近くの川で遺体で発見された。富山県警が発表した。
富山南署などによると、遺体で見つかったのは工学部2年の笹瀬頌晋(のぶゆき)さんと経済学部1年の早川鵬図(ほうと)さん。2人は身体をロープでつなげた状態で、流された地点からおよそ200メートル下流で沈んでいた。
2人は部OBの男性と4日朝、沢登りのために薬師岳付近に入山しテント泊。下山を予定していた5日に、標高およそ1300メートル付近の岩井谷を男性に続いて渡っていたときに流された。渡ろうとしていた対岸に結んだロープが切れたとみられる。男性は沢を渡りきり、下山後すぐに携帯電話で通報した。5日当時、現場の沢は昼前からの雨で増水していたという。