大学生が出展へ 大阪・関西万博
2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)でのパビリオン出展に向けて活動している学生団体「Honaikude」。大阪府立大と大阪市立大の有志の学生が「万博で大阪の学生の本気見せたるで!」というスローガンのもと結成した。
物理や化学、心理学などさまざまな分野を専攻する学生が集まり、19年1月に活動を開始。現在は30人のメンバーが月2回集まり、万博や未来の大阪の在り方を考えている。
Honaikudeは万博でパビリオンを出展することを目指す。19年11月には、万博に向けて若者が集まり、共に考えるイベントに宇宙に関するミニパビリオンを出展した。「手だけを宇宙空間に転送する」というアイデアの模擬装置を使って宇宙空間の厳しい環境を来場者に体感してもらうことで、生物が暮らす領域の尊さを訴えた。12月には研究者を志す中高生が集う大会でブース展示とワークショップを行った。万博の概要や活動内容について紹介した他、中高生とともに「宇宙」や「死」に対するイメージについて話し合った。
活動はパビリオン出展の構想だけではない。ジェンダーや女性の働き方、住みやすく環境にやさしい街づくりについて考えるシンポジウムにも参加。また万博のテーマである「持続可能な開発目標(SDGs)」の実現に向けてどうしていくべきかを話し合う。
Honaikudeの川岸啓人さん(大阪府大・博士後期)は「働く女性のジェンダー差別や死を巡る問題など、学生や院生の私たちだからこそ提案できることがある。万博が終わってからも頑張って活動していきたい」と話した。【川村嶺実】
【Honaikude】 公式instagram
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