【1月号掲載】「プラスチックごみゼロ」市政ポスターを学生が制作

学生が市政ポスターを制作する「大学連携ポスタープロジェクト」でプラスチックごみ削減を啓発するポスターを学生が制作した。同プロジェクトは大阪市と大阪芸術大、近畿大総合社会学部が連携して2019年4月1日に立ち上げた。
ポスターは大阪メトロの駅構内の掲示板に19年10月後半から12月前半にかけて掲載した他、阪急阪神電車内広告で12月上旬から20年2月末まで掲載しているものもある。ポスターはキャッチコピーを近大総合社会学部の学生が担当、デザインを大阪芸大の学生が担当し制作している。
ビニール袋が地球を汚す様子を表したポスター。キャッチコピーは「コンビニから帰る5分間で、私は地球を汚しました。」。作者の河原美香さん(近畿大・2年)は自身の体験をもとに「レジ袋は便利だが、商品を買ってから家に帰るまでの数分、人が楽をするだけ」という意味を込めた。デザインを担当した増永結卯奈さん(大阪芸大・3年)は「暗いテーマだが前向きに考えていけるようカラフルさを意識した」という。
勇気を出して「レジ袋いらないです」と言う女の子が印象的なポスターのキャッチコピーを考えた玉口胡桃さん(近畿大・2年)は「少しでも多くの人がこのポスターを思い出して『レジ袋いらないです』と言ってほしい」と話した。
大阪市は学生がポスターを作ることで若年層の目に留まりやすくなり、行政の情報も伝わりやすくなると期待している。【川村仁乃】
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