【1月号掲載】関大 ぼうさい甲子園 グランプリ受賞

優れた防災活動を顕彰する令和元年度の「ぼうさい甲子園」で、関西大社会安全学部の近藤誠司准教授のゼミがグランプリを受賞した。主に防災とメディアについて学ぶ近藤准教授のゼミは、ぼうさい大賞や優秀賞などに続き5年連続の入賞。現地に直接足を運び、全国各地で行うさまざまな防災意識の向上を目指す活動が評価された。
ぼうさい甲子園は15回目の開催で、令和元年度は全国から118の学校や団体の応募があった。小学生や中学生、大学生など5部門からそれぞれ最優秀賞のぼうさい大賞が選ばれ、そのうち1校がグランプリに選出される。
グランプリ受賞に坂東大輔さん(4年)は「目標の一つだった。みんなでやってきたことが実って良かった」と話す。
近藤准教授のゼミでは現在、約20のプロジェクトが行われている。京都府京丹波町では、地元のケーブルテレビと協働で防災意識を高めるための番組やテレビCMを制作。2019年からは新たにドラマ制作に取り組んだ。1本15〜20分ほどのドラマを2本制作し、7月と9月に放送。ゼミ生はドラマの演出をしたり、出演したりした。町民も出演し、京丹波町が一体となって取り組んだ。小丸真由さん(4年)は「防災意識を持ってもらうための工夫が大変だったが、実際に防災を行動に移してくれる人がいてうれしい」と話した。【前田絵理香】
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