【1月号掲載】誰でも楽しめる広場に 大阪芸大デザイン学科

大阪芸術大デザイン学科の学生が立体迷路を考案し、企画した「SANTA’S FACTORY 〜サンタはどこからくるの?〜」が11月30日から12月25日まで複合商業施設「エキスポシティ」(大阪府吹田市)の空の広場で行われた。
大阪芸大は三井不動産(東京都中央区)と、同社が関西地方で運営する8カ所の商業施設における産学連携の締結を公表してから初めてのイベントを開いた。
立体迷路は大きなツリーを象徴にサンタの住む森をイメージして作られた。老若男女が楽しめるよう、乗って撮影できるソリやスマートフォンで読み取るとサンタの家族の物語が読めるQRコードのパネルも設置。道幅を確保しながらパネルを順番に設置したり、頭上のアーチを家型にしたりと安全面に考慮した。
企画には3年生35人が参加。現場の視察や三井不動産に対してプレゼンテーションを複数回するなど、約7カ月の期間を経て実現した。企画に参加した学生は「限られた予算の中で、子どもも大人も楽しめる企画やデザインをつくることに苦労した。今回の経験を生かし、今後も相手を考えた企画を実現できれば」と話した。【川村嶺実】
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