【9・10月号掲載】大阪芸大特別公演 「十一ぴきのネコ」

大阪芸術大舞台芸術学科の特別公演「十一ぴきのネコ」が7月下旬に兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールで開かれた。井上ひさし作の「十一ぴきのネコ」を元に、演出家の内藤裕敬さん(大阪芸大教授)が演出を務め、学科内オーディションで選ばれた54人の学生が出演した。
内藤教授はミュージカルの演出は今回が初めて。前から歌と踊りを取り入れた音楽劇をやりたいと「十一ぴきのネコ」を選んだ。
役が決まった時の印象について、にゃん太郎を演じた演技演出コースの木村真梨子さん(3年)は「にゃん太郎は、目指すものに立ち向かいながら、ネコたちのリーダーとして引っ張っていく役で、オーディションの時からにゃん太郎がやりたいと思っていた」と話した。
ポピュラーダンスコースから初めて関戸佳奈さん(3年)が参加した。内藤教授は「関戸さんをきっかけに、これからポピュラーダンスコースからも手を挙げてほしい」と話した。
内藤教授の印象について出演した学生は「演出の中ではこれをしなさいではなく自分で考えさせるような教授。自分の中でも考えることによって、成長していく時がある」と言う。
関戸さんは「舞台芸術学科は専門的な舞台を学べるところが魅力」と話した。【山岡立樹】
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