「たまてばこ」(提供=菱木健太郎さん)

 関西外国語大短期大学部の学生が創作和菓子店、菓楽(かぐら)と共同で創作和菓子「たまてばこ」を開発した。バタフライピーというハーブを使ったジュレ、白玉と抹茶を混ぜた餅や餡などが層になり、あっさりとした甘さやクリーミーな味わいが楽しめる。

 同商品は従来の枠を超えた和菓子を作るため、会員制交流サイト(SNS)で視覚的にも楽しめるようなカップ型に挑戦した。商品名のたまてばこは、昔話「浦島太郎」に出てくる玉手箱から名付けられた。また、和菓子の美しさを表現するために柔らかい印象の平仮名で表記している。

 創作したのは、問題解決型学習「サービス・ホスピタリティ特別研究G」を履修している学生4人でつくった「Tapioka」というチーム。今回サービスホスピタリティ特別研究Gでは、商品考案だけでなくプレゼンテーションにも力を入れた。

 プロジェクトに参加した菱木健太郎さん(関西外大・2年)は、「動物性の材料を使いすぎると和菓子よりも洋菓子になってしまう点がすごく難しかった」と話した。

 たまてばこは378円(税込み)。菓楽で9月末まで販売されている。【樋口友芽子】