【1月号掲載】武庫川女大 駅高架下に施設 大学で初の試み

武庫川女子大は12月10日、阪神鳴尾駅(兵庫県西宮市)の高架下に大学施設を新設する計画を発表した。同日に阪神電鉄と締結した、鳴尾駅周辺の地域活性化を目指す包括連携協定の一環。駅高架下に大学施設ができるのは全国初で、2019年9月に運用を開始する予定だ。
新設するのは、大学から地域への情報発信を目的とした「武庫女ステーションキャンパス」。公開講座などに使用できるレクチャールームや金融機関、カフェレストランが入る。
キャンパスの東側には「武庫女ステーションキャンパス・アネックス」を開設予定。学生や教職員、地域住民の健康増進を目的とするジムやスタジオを備えた施設と、看護を中心とした講義を行う講義室、ラーニングコモンズが入る施設で構成される。
鳴尾駅は2017年に高架化が完了。武庫川女大生が駅舎のデザイン案を出したり、駅周辺地域の魅力を発信する冊子を大学と阪神電鉄が共同制作したりするなど、協定締結前からさまざまな連携を行っていた。【下島奈菜恵】
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