京都や大阪、兵庫のスーパーなどでフィリピンの女性たちが作った刺しゅう商品を販売、収益をその女性たちに送るプロジェクト「PAKS18」が8月19日~25日に行われる。関西学院大、同志社大、立命館大の学生44名が参加。貧困地帯に住む女性の収入をサポートする。
 フィリピンの女性や子どもの自立を支援するNPO法人ソルト・パヤタス。その学生支部がある3大学での活動として始動し、今年で7回目を迎える。マニラ郊外、パヤタス地区の貧困地帯に住む女性の収入源を確保することが目的。プロジェクトの収益は全額刺しゅうを施した女性たちに送られる。
 期間中はスーパーやデパートなど1日2店舗自転車で回り、計14店舗で商品を販売。フィリピンにちなんだ柄が刺しゅうされたタオルやブックカバーなどの生活雑貨が店頭に並ぶ。
 代表の村上鈴さん(関学大・2年)は「多くの人が世界に興味を持って、実際に国際ボランティアに参加して欲しい。PAKS18がそのきっかけになれば」と話す。販売地や日時、商品の詳細はツイッター(@PAKS_PHI)まで。【谷健生】

3日、コープこうべ立花店で活動のリハーサルを行ったPAKS18のメンバー(提供)