【3・4月号掲載】近大マグロで肌しっとり 希少コラーゲンで美容液開発
近畿大は加美乃素本舗(神戸市中央区)と連携し、近大マグロ1尾からわずか100㌘しか抽出できない希少なコラーゲンを配合した「ルイキャラット美容液」を開発した。同大薬学部医療薬学科の多賀淳准教授を中心に、同学部の学生も企画の段階から参画。20日から加美乃素本舗オンラインショップで販売している。
加美乃素本舗は育毛やスキンケア、オーラルケアなどさまざまな商品を販売し、幅広い美と健康のニーズに応える企業。今回の多賀准教授との共同開発では、フルレングスコラーゲンに加えて二つの美容保湿成分を合わせることで独自の高保湿処方を実現した。
一般的にコラーゲンは保水効果が高く、化粧品の材料にはよく使われるものの、化粧品そのものを作るには水溶性が低い。多賀准教授は研究にもとづいて、水溶性が高くより保水効果の優れたフルレングスコラーゲンの抽出に成功。高い保水性とシワ予防の効果があり、つけた後の潤いも保持する美容液に仕上げた。
商品名の考案には学生も参加した。ルイキャラット美容液の「ルイ」は潤いを、「キャラット」は宝石を表現。クロマグロが「海の宝石」と呼ばれることにちなんだ。
販売初日には、近畿大学水産研究所大阪店と銀座店を利用した女性客にサンプルをプレゼントする試みも。価格は1万800円(税込み)。お求めは加美乃素オンラインショップ(http://kaminomoto.jp/vimake)まで。【堀江由香】
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