減災訴える音楽ユニット 全国ツアーを開始
音楽を通して減災や防災を訴えるユニット「Bloom Works(ブルームワークス)」が24日、神戸市で全国ツアーを開始した。メンバーと観客が一緒に歌う場面もあり、ライブ会場となった中央区の「キャッシュボックス」は一体感に包まれた。
ユニットは昨年8月、兵庫県立大の減災復興政策研究科で学ぶ桝田和宏さん(45)と、防災士の石田裕之さん(37)が結成した。
ライブでは、東日本大震災の被災者と一緒に作った「やっぺす石巻」や新曲の「171」など全13曲を披露。アンコールでは、被災者への応援歌「プロムナード」を約70人の観客と一緒に歌った。
さらにファーストアルバム「First Edition(ファーストエディション)」も24日にリリースした。CDには全6曲を収録。「大切な命を守る」というメッセージを込めつつ、乗りの良い曲に仕上げた。
「音楽と減災」をテーマに研究する桝田さんは「ブルームワークスが研究の一環になっている」と言う。大学講師やラジオのコメンテーターも務める石田さんは「より多くの人に伝えるには音楽が必要」と話している。
次回は3月18日に愛知県豊橋市の「クラブノット」で行う予定。【川村仁乃】
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