大手前大メディア・芸術学部の映像・アニメーションを専攻する学生16人が12月16、23日、仁川学院中学・高校(兵庫県西宮市)で開催されたクリスマスイベントで、プロジェクションマッピングの上映会を行った。高大連携の一環として実施しているもので、今回で3回目。仁川学院のコルベ講堂の外壁をキャンバスに、4チームに分かれて企画・制作した作品を上映した。
 各チーム約5分間を担当し、学生が制作に取り組む様子や春夏秋冬の風景、巨大なツリーに光が点灯し雪が降る様子など約20分間の作品に仕上げた。チーム監督の奥山久流生(くるみ)さん(3年)は「クリスマスらしさを出すために光と映像の美しさを追求した。雪が降る場面で観客が歓声を上げて拍手してくれたことがうれしかった」と笑顔を見せた。今西啓介准教授(映像・アニメーション)は「学外で活動する機会がないため、実際の現場で観客の反応を味わえて良い経験ができたと思う」と話した。【奥田薫子】