二つの大きなクリスマスツリーが輝く関西学院大上ヶ原キャンパス。ランバス記念礼拝堂では18日、関西学院室内管弦楽団「バロックアンサンブル」がクリスマスコンサートを開催した。映画「戦場のメリークリスマス」の主題歌など全7曲を演奏。お年寄りから子供まで幅広い年代の人が、管弦楽器の奏でる音色に耳を傾けた。
 バロック時代の賛歌「テ・デウム」から始まり、ミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の劇中歌「My Favorite Things」 や「きよしこの夜」などクリスマスの定番曲が披露された。最後は名曲「アメイジング・グレイス」で締めくくられ、聖なる夜の訪れを感じさせるひとときとなった。来場した同大の学生たちからは「初めてクリスマスコンサートに来たが、とても感動した。また来てみたい」、「知っている曲もあって楽しかった」との声が聞かれた。
 同部は1989年に結成され、各学部の音楽礼拝での演奏や年3回のコンサートをメインに活動している。他にも教会や施設から依頼を受けて、訪問演奏なども行っている。約1カ月半という短い練習期間だったが、部長の赤木恵理子さん(関学大・2年)は「たくさんの方に来ていただけてうれしい。楽しんで演奏できた」と語った。今回は3年生が引退してから初めてのコンサートで、1、2年生が主体となって行った。来年に向けて赤木さんは「これからもお客さんに喜んでいただける演奏をしていきたい」と意気込んだ。
(聞き手=前田絵理香)
vol.387