【11月・12月号掲載】【アメフト】関学大、攻守の戦力充実 連覇懸け立命大と対決へ

アメフトの関西学生1部リーグは第6節を終えて、昨季のリーグ王者関学大と2年ぶりの王座奪還を目指す立命大が全勝を維持。3位には今年躍進を遂げた京大が入っている。桃学大が入れ替え戦に回り、同志社大と龍谷大が残留争いを繰り広げている。最終節は11月18、19日に行われる。
連覇を狙う関学大の好調な攻撃陣を支えるのはRB陣だ。ゴール前で強さを発揮する高松(4年)や抜群の加速でロングゲインを奪う山口(3年)の2枚看板がけん引。中村(3年)など今季成長を果たした選手もそろう。苦しい局面でもランで前進させ、新たな攻撃権を獲得するなど厚みのある攻撃をもたらした。自慢のWRを生かしたパス攻撃も威力を発揮。相手に的を絞らせない攻撃で得点を積み重ねてきた。
守備陣も出色の出来。新戦力と実績のある選手がうまく融合しここまで失点数、被TD数ともにリーグ最少。堅い守備網が相手の侵入を最小限に抑える。第6節の関大戦(11月5日)ではDB小椋(4年)が相手のFGをエンドゾーン際でキャッチ。そのまま100ヤードリターンTDを奪うなど調子は上向きだ。
次節対戦するのは同じく全勝を維持している立命大。鳥内監督は「簡単ではないことは分かっている。弱点を知り尽くしている中で、各ポジションがどれだけ勝負できるか」と奮起を促す。総力戦でライバルに挑む構えだ。
【新貝卓丸】
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