【写真】1G1Aの活躍を見せたMF末吉(11月11日・ヤンマーフィールド長居で 撮影=新貝卓丸)

 ◇サッカー=第95回関西学生リーグ後期第10節(11月11日・ヤンマーフィールド長居)

 <大体大2—0びわこ成蹊大>

 大体大は首位びわこ成蹊大と対戦し、2―0で勝利した。風上に立った前半はスペースへのロングボールを多用し、持ち前のパワーとスピードを発揮。風下の後半は我慢の展開が続くもカウンターで一瞬の隙を突き追加点を決めた。大体大は勝ち点3を積み上げ、関大を得失点差で上回り3位に浮上した。びわこ成蹊大は後半の好機をものにすることができず今季4敗目を喫した。
 序盤は拮抗した展開が続いたが大体大が球際の強さ、一瞬のスピードで優位に立ち徐々にペースを握る。すると37分、右サイドを崩しDF太田がクロス。ニアで合わせたFW立川のシュートはバーに弾かれるが、こぼれ球をMF末吉が拾う。鋭い切り返しで相手DFを剥がすと左足を振り抜いた。大体大がリードを奪い、前半を折り返す。
 後半はびわこ成蹊大が盛り返す。奪ってからの素早い攻撃で敵陣に切り込んでいく。しかし大体大DF菊池を中心とした守りを崩すことはできない。押し込まれる大体大だったが再びエースの活躍で突き放す。67分、左サイドの競り合いを制したMF末吉が抜群のスピードで一気にゴール前へ駆け上がる。ゴール前で待ち構えていたMF君垣のゴールをお膳立てした。末吉の全得点に絡む活躍で勝利を手繰り寄せた大体大が完封勝利を収めた。【新貝卓丸】
 
【試合結果】
大体大 4―0 びわこ成蹊大
(1―0、1―0)
▽得点者
【大】MF末吉(37分)、MF君垣(68分)
  
【試合後のコメント】

▽大体大・松尾監督

前期負けていた。同じスポーツ系の大学ということでプライドを持ってやった。とにかく自分たちのストロングポイントを出していこうというのは言っていた。次は阪南大なので前期と同様勝ちきれるように準備していきたい。

▽びわこ成蹊大・望月監督

最初は調子が良かったが点を取れなかったのが大きかった。相手のスピード、球際の強さにやられてしまった。相手の末吉くんに翻弄されてしまった。次節の阪南大は自分たちよりも強い相手。相手として不足はないのでリーグ戦の総決算として臨みたい。