講堂で映画を観賞する参加者(撮影=有賀光太)

 映画宣伝活動をしている学生団体「映画チア部」が8月11日、夜通しの映画観賞会「一夜限りの青春ナイト」を神戸市長田区にある小学校の廃校舎を利用した施設、ふたば学舎(神戸市立地域人材支援センター)で開いた。「アメリカン・スリープオーバー」(2010年)など若者の青春を描いた作品3本が上映された。
 映画チア部は普段、部内で映画鑑賞会を開いたり、映画イベントをスタッフとして手伝ったりしており、自主的にイベントを企画、主催したのは初めて。
 開催は、つながりのあった配給会社から映画「アメリカン・スリープオーバー」のイベント企画を依頼されたのがきっかけ。「スリープオーバー」は「お泊まり会」の意味。学生が学校の講堂でお泊まり会をするシーンがあるのにちなみ、ふたば学舎で夜中の映画観賞会を企画した。
 参加者は講堂でテントを張ったり、貸し出しされたマットに横になったりするなどくつろぎながら映画を楽しんだ。 
 イベント代表の一人、水野遥さん(大阪大・4年)は「寝そべって見てくれたり、考えていた通りに楽しんでくれた」とうれしそうに語った。  
【有賀光太】