寮に住んでいない学生に「学生寮のイメージ」を調査した。アンケートは寮に入っていない関西の大学生を対象に、紙面やオンラインで実施。寮のイメージを5段階で聞き、143人が回答した。
 うち、44人が「悪い」、26人が「非常に悪い」と回答。否定的なイメージを持っている人は「門限などの規則が厳しいと聞いた」「集団生活でストレスがたまりそう」などの理由を挙げた。半数近くが一昔前のイメージを持っていることが分かった。
 一方で、寮のイメージを「非常に良い」「良い」と答えた人は合わせて26人で約18%。「交友関係が広がる」「安全性が高そう」などが主な理由だった。
 アンケートでは寮生以外には寮の魅力が伝わっていないことも明らかになった。寮には人間性を高めたり、異文化を体験できたりする利点もある。寮の活性化には大学や自治会が寮の魅力を発信することが不可欠だ。