【野球】関学大 投打かみ合い先勝

◇野球=関西学生 秋季リーグ戦第2節1回戦(9日・皇子山球場)
〈近大1―6関学大〉
関学大が投打に圧倒し、近大に勝利した。先発・山口(4年)は初回をわずか5球で三者凡退に打ち取り、完璧な立ち上がりを見せる。打線は1回裏、二死1塁で森中(4年)の放った打球はぐんぐん伸び、ライトスタンドへ。4番の一発で2点を先制する。初回から投打ともに流れに乗った関学大は、2回以降も勢いが止まらない。打っては中西雄(4年)、中西恵(3年)の猛打賞を含め、先発した9人中6人が複数安打を記録。15安打の猛攻を見せた。投げては山口が力強いストレートを軸にテンポの良い投球を続け、相手に2塁より先をなかなか踏ませない。 春季王者・近大を相手に終始安定したピッチングを見せ、9回を7安打4奪三振に抑える。春季にリーグトップの5完投を誇った関学大のエースが、今季初戦を完投勝利で飾った。近大は7回に一死2塁から三連打で1点を返したが、山口を最後まで打ち崩すことができなかった。【山本穂波】
近大
000 000 100=1
230 100 00X=6
関学大
【近】●小寺、石原、松井、伊波―川上、山本
【学】○山口―佐竹
▽本塁打=森中1号
▽二塁打=谷川(近)
【試合後のコメント】
▽関学大・木内監督
「オープン戦からポップフライが少ない。今日の試合を見て、(オープン戦で)やってきたことが公式戦でも出来つつあると感じた。春が終わってから、スピードボールに対して短く鋭く振ることや、強い打球を飛ばすことを意識している。今日の試合は秋季リーグ戦のスタートとしては最高だと思う。勝ち点をなんとか取りにいきたい」
▽関学大・山口選手
「春のリーグ戦で出だしが悪かったので、入りを大事にするよう意識した。初回も三者凡退に抑え、リズムに乗れて良かった。今日1点で抑えられたのは守備のおかげ。終盤にスタミナが切れてしまったのが課題。今季は個人よりもチームの結果にこだわってやっていきたい。優勝して神宮へ行きたいという思いが強い」
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