【野球】京大 打線つながり今季初白星

◇野球=関西学生 秋季リーグ戦第1節2回戦(3日・わかさスタジアム京都)
〈京大5―3同志社大〉
京都大が5対3で同志社大に勝ち、今季初勝利を挙げた。4回に2点を先制すると、終盤にも得点を重ね、同志社の反撃を振り切った。2番手投手の樋川(3年)は5回を投げて自責点1の粘りの投球で、リーグ戦初勝利をつかんだ。 4回、大山(4年)の右前適時打などで2点を先制。その後も、本日計4安打を放った手島(3年)の適時打などで8回までに5点を奪った。投手陣は5回に同点に追いつかれるも、最後まで同志社大にリードを奪われることなく、試合を優位に進めた。9四死球を選んだ京大打線。つなぎに徹した野球で、勝ち点獲得を目指す。【湊卓也】
京大
000 200 210=5
000 110 100=3
同志社大
【京】大山、○樋川―村山
【同】仲野、村居、●難波、溝田―山岸
▽本塁打=前田(同)
▽二塁打=手島(京)、仲野、布上(同)
【試合後のコメント】
▽京大・青木監督
「大山は最後のシーズンのため、やれるとこまでやってくれたらと思っていた。5回までいって、負けていなければ勝てると思った。今日は前半に満塁に出来ず、走塁も上手くいかず点を拾いきれなかった。福島は絶対に打てないピッチャーではないし、この2日間でこちらも慣れてきているので、明日はつないでつないで、盗塁で仕掛けていきたい」
▽京大・手島選手
「追い込まれても食らいついていったおかげで、いい所に飛んでいった。明日負けると、春と同じ結果で終わってしまう。『同じ相手に二度勝つ』ということを目標に練習してきたので、明日も必ず勝ちたい。そのためにも京大は接戦でないと勝てないので、一点にこだわっていくつもりだ」
▽京大・樋川選手
「初勝利できてうれしい。ワイルドピッチですぐ追いつかれてしまい焦ったが、野手陣に助けられた。(大山選手の復帰は)心強い。『任せたぞ』と言われた。くせ球はもともとなので、変化球を低めに集めようと意識して投げた。同志社大からは絶対に勝ち点を取りたいと思っていた」
▽同志社大・澁谷監督
「投手継投の部分でミスがあったと思う。(7回に)難波が1つ目の四球を出したところで投手交代しても良かった。打線はチャンスの形は作れたものの、もう一本が出なかった。技術的な問題というよりはメンタル的な問題なので、しっかり修正していきたい」
▽同志社大・仲野選手
「立ち上がりは順調で、調子も悪くなかった。しかし、丁寧に投げたいという気持ちが強すぎて、四球が増えてしまった。カウントを悪くすると、守備のリズムにも影響が出てしまうので、次回登板ではストライクを先行させ、自分のペースでの投球をしたい」
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