【野球】立命大、逆転勝利で決勝進出

◇野球=関西学生 前期新人戦準決勝(25日・南港中央球場)
〈立命大4―1同大〉
立命大が同大に逆転勝利し、決勝進出を決めた。初回、先発した坂本(2年)の制球がなかなか定まらない。安打と連続の四球で一死満塁のピンチを招くと、昨日も適時打を放っている同大・櫛間(1年)に2日連続となる適時打を許し、先制点を奪われる。1点を追いかける4回、4番大本(2年)の適時三塁打で同点に追いつき、試合は振り出しに。勝ち越しのチャンスをうかがっていたチームは6回、機動力を活かし二死2、3塁の好機を作る。打席に入ったのは、前の打席に好機で凡退していた5番元氏(2年)。元氏の打球は右翼手の頭上を越え、適時三塁打となって勝ち越しに成功した。さらに7回にも1点を追加し、試合後半で畳み掛けた。坂本は2回以降立ち直ると安定したピッチングを続け、9回4安打7奪三振で完投勝利を挙げた。【山本穂波】
立命大
000 102 100=4
100 000 000=1
同大
【立】○坂本―大本
【同】●井上瞭、浦野―伊藤壮
▽三塁打=大本、元氏(立)
【試合後のコメント】
▽立命大・岡村監督
「先発の坂本はいつもの立ち上がりだった。気持ちが入りすぎていたが、持ち直してくれて良かった。チームは元々左打ちの選手が多く、相手左腕に空振りを多く奪われてしんどい展開だった。どちらが粘れるかが勝敗を決めると思っていた。不利な状況でも勝てたということは、選手にとっても自信になる。これからも勝って自信をつけてもらい、勝ちを知った選手にしていきたい」
▽立命大・元氏選手
「三振が続いていて、監督から喝を入れてもらった。交代を示唆されたので、『打ちます』と言って打席に入った。後ろにつなぐことを意識した。打ったのはインコースのスライダー。(適時三塁打を)打つことができて嬉しかった。低めの球で三振をしてしまうといった課題を、試合の中でも修正できるよう取り組んでいる。理想の選手像は、プレーで周りを引っ張っていける選手」
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