ロンドンで開かれている陸上世界選手権は12日夜(日本時間13日午前)、男子400メートルリレーの決勝があり、関学大・多田修平(3年)が1走の日本が38秒04で3位に入り、銅メダルを獲得した。日本陸上競技連盟によると世界選手権の同種目で日本のメダル獲得は初。

 優勝は英国。2位は米国だった。

 多田は快調なスタートダッシュを決め、2走飯塚翔太(ミズノ)へのバトンの受け渡しもスムーズに成功。3走桐生祥秀(東洋大)、4走藤光謙司(ゼンリン)もスピードを落とすことなく走りきった。

 多田はレース後、日の丸を背に満面の笑みで客席に手を振り、喜びをかみしめたようだった。TBSのインタビューに「僕自身もスタートが結構決まって予選よりもいい走りができてよかった。プレッシャーがあったが皆さんの声援のおかげでいい感じで走れた」と答えた。

 金メダルが期待されたジャマイカは、アンカーのウサイン・ボルトが途中脚を痛め棄権、メダルを逃した。

【瀧本善斗】

▽順位表
(1)英国 37秒47
(2)米国 37秒52
(3)日本 38秒04
(4)中国 38秒34
(5)フランス 38秒48
(6)カナダ 38秒59
(7)トルコ 38秒73
(棄権)ジャマイカ