サッカーの関西学生選手権は6月25日に4回戦が行われ、1部リーグの8チームが勝ち残った。関大や大体大ら1部のチームは3回戦から登場すると、下位リーグの相手を圧倒。危なげない試合運びで勝利を重ねた。準々決勝は7月2日に行われ、勝利した4チームは9月1日から大阪、京都で開かれる夏の全国大会、総理大臣杯に出場する。

 前回大会の覇者、関大はFW永松(4年)の活躍で8強に進出。3回戦で2ゴールを決め勝利に貢献すると、4回戦では後半終了間際に値千金の決勝点を叩き出した。ここまで無失点と堅守が光り、2年連続の関西制覇を目指す。

 現在、1部リーグで上位を走るチームは順調な勝ち上がりを見せている。阪南大は2戦合計18得点を記録するなど圧倒的な攻撃力で8強入り。関学大は4回戦で大産大と対戦。先制を許すも、MF山本(2年)とMF仲原(3年)の得点で逆転勝利。次戦で対戦するのは昨年敗れたびわこ成蹊大。前期リーグでも敗北を喫しているだけに、リベンジを懸けた大一番となる。

 勝てば総理大臣杯への出場が決まる準々決勝。現在1部リーグの上位は混戦状態で戦力差はほとんどない。トーナメントでは不用意な失点が敗退に直結する。苦しい時間帯でも集中力を切らさない守備力が鍵となる。【新貝卓丸】