脇坂泰斗
重廣卓也
宮大樹

 サッカーの関西学生1部リーグから阪南大MF脇坂泰斗(4年)、同MF重廣卓也(4年)、びわこ成蹊大DF宮大樹(4年)の3人が来季、プロの世界に活躍の場を移す。いずれも1年の時から公式戦に出場するなど豊富な経験を積み、今年2月に行われたデンソーカップチャレンジでは全日本大学選抜に選ばれた。

 昨季の関西学生リーグ年間最優秀選手に選ばれた脇坂。J1川崎の下部組織出身で昨夏からクラブの練習に参加している。「プロのスピードに苦戦したが、ボールコントロールには自信があった」と持ち前の技術をアピールし、6月に川崎への加入が内定。故郷神奈川のクラブでプロのキャリアを歩み始める。

 重廣は2014年のリーグ戦で新人賞を獲得。15年にはユニバーシアード日本代表に2年生として唯一選ばれた。大学サッカー界屈指のボランチとの呼び声が高く、ピッチの隅々まで顔を出せるスタミナが持ち味。今季は4得点を挙げるなど得点力も兼ね備え、5月にJ2京都入りが内定した。

 宮は186センチ、82キロという恵まれた体格を持ち、屈強なフィジカルと高い守備力を武器とする。昨年8月からJFA・Jリーグ特別指定選手に選ばれ、今年5月にJ1神戸への加入が決まった。6月には再び特別指定選手に選ばれ、びわこ成蹊大に登録したままJリーグの試合に出場が可能となる。宮はクラブを通じて「謙虚にひた向きに、努力し続け、チームの勝利に貢献できるよう頑張ります」とコメントしている。【新貝卓丸】