今季各大学で活躍した選手を、投打別にピックアップした。

(1)              (2)             (3)                (4)

 ◆投手陣 真っすぐに力がある立命大の(1)(4年)と(2)福島(2年)が他を圧倒した。エース東は5月5日の関大戦で自身リーグ戦2度目となるノーヒットノーランを達成。個人で2度目はリーグ史上初の快挙となる。自己最速を152キロに更新し、計70奪三振。福島も同6日の関大戦でリーグ最速の156キロをたたき出し、速球で相手をねじ伏せた。一方技巧派の関大の(3)阪本大(4年)は、本塁をなかなか踏ませない粘り強さとスタミナが持ち味。気迫の投球でリーグを盛り上げた。京大の(4)藤原(2年)は京大投手陣最多の2勝をマーク。直球を低めに丁寧に集め、勝ち星を獲得。

 

(A)                (B)             (C)             (D)

 ◆打者陣 実力派ぞろいの投手の球を捉え、好機を生かしてチームに貢献した。関大の(A)倉川(2年)は「真っすぐ(の球を)打つことに自信はある」ときっぱり。打率4割1分7厘で首位打者のタイトルを獲得した。同志社大の(B)前田(3年)は勝負強い打撃が持ち味。ほぼ全試合で安打を放ち、最終節の立命大戦では4番を任された。関大の(C)太田(3年)も打撃に安定感がある。選球眼もあり、4割8分を超える高出塁率で打線をつないだ。巧打が魅力の関学大の(D)大倉(4年)は、声でチームを盛り立てるムードメーカーの役割も担う。攻守でガッツあふれるプレーを見せた。

【野球取材班】