【写真】五回には本塁打を放った関大・倉川(5月14日・阪神甲子園球場で 撮影=瀧本善斗)

関西学生野球春季リーグ戦第7節関西大-関西学院大の2回戦が14日、阪神甲子園球場で行われた。関大は初回、1番多田が自身の俊足を生かした内野安打で出塁すると、2番太田が左前安打を放つ。続く3番古川が犠打で走者を送ろうとすると関学大・藤井涼が打球を処理しきれず、無死満塁に。4番松島のゴロで三塁手がホームでの刺殺を狙うも、送球が大きく逸れ、その間に走者2人が生還。相手の守備が乱れる隙に、2点を先制した。さらに7番高橋の中前適時打で2点を追加し、この回一気に4得点を挙げる。その後も関大は五回まで毎回得点し勢いが止まらない。三回には5番倉川に自身公式戦初の本塁打も飛び出した。結局、全イニングにおいて走者を出し、13安打11得点の猛攻で関大が勝利を手にした。先発の山本は最速150キロの力のあるストレートを中心に関学大打線を完封。これで関関戦は両チーム1勝1敗のタイに。勝負の決着は27日へと持ち越された。【山本穂波】

関学 000 000 000=0
関大 413 120 00X=11
【関学】●藤井涼、谷川、松田、甲斐-浅尾、佐竹
【関大】○山本-高橋
三塁打:赤川(関学)
二塁打:片濱(関学)

【試合後のコメント】

▽関西大・早瀬万豊監督
「山本と倉川がよくやってくれた。山本は無死・一死三塁の場面を作ることもあったが最後までしっかりと投げてくれ、ちゃんと守れるようになってきたかな。倉川はバッティングにパンチ力もあり、(攻撃の)流れを作って期待に応えてくれているが守備面などで課題はまだある。やっぱり関関戦はたくさんの人に来てもらえるし、特別なものがある。まだ試合があるということは、そのぶん力をつけることになる。今日で終わらなくて良かった」

▽関大・倉川竜之介選手
「ホームランは打った瞬間、完璧だった。インコースを攻められていたので山を張っていたら、インコースの真っすぐが来たのでドンピシャだった。狙っていたわけではなく、たまたまだったが出てよかった。リーグ戦初戦の京大戦で固め打ちができたことが自信になった。5番を打たせてもらってるので、打点を意識していつもやっている。真っすぐに対しては自信がある。首位打者を狙える位置にいるので狙っていきたい」

この記事に関する写真はこちら
https://www.facebook.com/UniversityNewsNetwork/posts/1529916417018353