【写真】力投する同志社大・福島(4月29日・南港中央球場で 撮影=西久保明音)

平成29年度関西学生野球春季リーグ戦第5節同志社大-京都大の1回戦が4月29日、南港中央球場で行われた。同大は2回、4番福原の高々と打ち上げた打球が中堅前に落ち、打った福原は二塁へ。先頭が出塁し好機を作る。犠打で塁を進め一死3塁とすると、6番前田が持ち前の勝負強さを発揮する中前適時打で1点を先制した。さらに7番平山、8番森田が続き2点を追加。その後は両チーム先発投手が粘りの投球をみせ、スコアボードに0が並ぶ。7回、反撃に出た京大が2点を返すもあと一歩及ばず、同大が一点差の接戦を制し今季初勝利をあげた。先発した同大のエース福島は9回7奪三振、計131球を投じ完投。先発4試合目で待望の今季初白星を手にした。

同大 030 000 000=3
京大 000 000 200=2
【同大】○福島-山岸
【京大】●樋川、杉浦-飛田

二塁打:福原(同大)、中村侑(京大)

【試合後のコメント】

▽同志社大・澁谷卓弥監督
「失点よりも、5試合通じて追加点がなかったことの方が課題だ。残塁も9と多い。メンバーの故障などにより、開幕前と今ではオーダーも変わってきている。大量点ではなく1点差で勝てたことが収穫だ。残り試合、全部(勝ちを)とるつもりでやっていきたい」

▽同志社大・福島孝輔選手
「今日は調子もよかった。勝てたことは素直に嬉しいが、勝てた時こそ反省。反省点も多い。出来るだけフォアボールを出さないようにしようと心がけたが、結局出てしまい、納得のいく内容ではなかった。疲れはない。7回は丁寧さにかけていた。(次回に向けて)ひとつずつ勝つだけ