平成29年度関西学生野球春季リーグ戦第3節関西大‐同志社大の1回戦が4月15日、皇子山球場で行われた。関大は2回、先頭の4番若泉がレフトの頭上を越える今季1号ソロホームランを放ち先制点を奪う。先発・阪本大は6回の2アウト満塁のピンチも投げ抜き、7回無失点と好投を魅せた。8回裏、四球に続いて3番平山のレフト前タイムリーで1点を許し、同点で迎えた9回。好打順が続くものの両者得点には及ばず、試合は延長戦へともつれ込んだ。延長に突入すると天候も回復し、白熱した展開へ。関大は延長10回、1番多田が死球で出塁すると、阪本将の進塁打、続く3番古川のピッチャーサイドを真っすぐに突き抜ける適時打で1点を追加。同大を追い込んでから山本が阪本大の力投126球をつなぎ、2-1で関大が勝利を収めた。

関大 010 000 000 1=2
同大 000 000 010 0=1
【関大】阪本大、山本-久米
【同大】福島-山岸

本塁打:若泉1号(関大)

【試合後のコメント】

▽関大・若泉洸仁選手

「1号ソロホームラン、打ったのは真っすぐ。入ってくれたらいいなと思って打った。リーグ戦では2本目。4番(を打つ機会)はオープン戦でもなく、高校でも3番を打っていた。試合前に言われてびっくりした。予想外でした。プレッシャーよりもやってやるという気持ち。(チームは)下級生が多いので引っ張っていかないと。まだ意識は低い。1試合1試合もっとチームまとまっていけたらいいと思う」

▽関大・阪本大樹選手

「バックを信じて。9回裏、若泉が察してくれた。いつもは終わってからあー疲れたとなるのに試合中に疲れを感じたのは初めて。(相手ピッチャーが甲子園決勝投手だが)履正社じゃなくても勝ってる。相手が大阪桐蔭だという意識はなかった。連絡たまに取り合うなど仲良い。誰が相手でも負けたくない。(今回で10勝だが)まだまだ。一勝ずつ積み重ねていきたい。最終的に20勝いけるかわからないけど、それぐらいの気持ちでやっていく。(去年もそうだが自分が先頭に立たなきゃいけないが)最小失点0に。勝てる投手になりたいと思う」