2022年の統合に向け検討を進めている大阪府立大と大阪市立大は1日、新法人設立準備室を共同で新設した。19年4月に、両大を運営する公立大学法人を先行して統合させる方針で、準備室では人事や給与の制度、業務システムの一元化などを進める。
 準備室は大阪市大阿倍野キャンパス近くのビルに入る。両法人から職員を出し、約20人体制で事務に当たる。
 両大の統合を巡っては、昨年1月までに府市双方の議会で、統合準備を進める議案を可決。同年4月には松井一郎府知事と吉村洋文市長が、「1法人2大学」を経た上での段階的統合を目指す考えで一致した。