VOL.335 学生をサポート! 100円朝食
関西大生協は、学生と共に「100円朝食」を生協食堂で提供している。組合員には100円、非組合員には110円と安価で、メニューは栄養士が考案し、学生の健康をサポートしている。
100円朝食を運営するのは関大生協飲食事業部と、学生組合員で作る「学生企画室」だ。学生企画室は下宿生歓迎パーティーなど、生協と学生をつなぐ企画を行っている。100円朝食では午前7時半に登校し、食器やメニューの準備、整理券の回収などをしている。
昨年は100食限定だったが、学生からの要望も多く現在は150食に増やした。学園祭前などの利用者が多い期間、限定数を超えた場合にはカレーライスの提供も始めている。人気のメニューはグリルチキン甘酢。朝の練習を終えた体育会系クラブの学生には特に人気があるという。
学生企画室の今町駿介さん(関西大・3年)は100円朝食の取り組みを、組合員と交流をより深めるために特に重要と位置付けている。「僕らスタッフには店員としてではなく、もっと気軽に話し掛けてくれれば」と話す今町さん。1日には、「100円朝食Meetup」と題した交流会を開催。常連の学生延べ10人に100円朝食の仕組みを解説したり、生協食堂への要望を聞いたりと積極的に交流した。
学生の健康支援をきっかけに始めた100円朝食は、学生の要望や組合員の意見が運営全体に大きく影響しているという。「とにかく学生には実際に100円朝食に来て、いろいろな声を聞かせてほしい」と話した。
(聞き手=松島裕規)
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