【ラグビー】天理大 接戦で慶大下し、準決勝進出
◇第53回全国大学ラグビーフットボール選手権大会準々決勝(12月17日・東大阪市花園ラグビー場)
●慶應義塾大24-29天理大○
ベスト4をかけて熱きプライドがぶつかり合う。試合開始からWTB久保とFLフィリモニのトライが連続で決まり、天理大が先制する。その後、慶應義塾大に得点を許すも、前半は7ー12で抑えなんとかリード。後半は慶大が一気に追い上げる。慶大の連続トライで、後半7分に同点に追い付かれる。19ー19。得点されまいと激しくぶつかり合う両選手たち。スタンドからの声援も一層大きくなる。後半14分に均衡が崩れた。天理大がタッチライン近くまでパスを展開し、チャンスボール。スクラムからNo.8中野にボールが回り、そのままトライ。中野の得点を機に、天理大が勢いづく。慶大にトライを取られるが、天理大もトライを獲得し再び差を広げる。勢いそのままに試合は24ー29で天理大が勝利し、見事ベスト4入り。1月2日、帝京大との準決勝に臨む。
【試合後のコメント】
▽天理大・小松節夫監督
「先制はできたが、途中で流れが停滞してしまった。ボールがあまり動かず、いつもと試合の流れが違っていた。逃げ切った形ではあるが、勝てて良かった」
▽天理大・PR山口知貴主将
「初のベスト4でうれしい。自分としてもチーム全体としても、試合相手を気にすることなく、気負いせず天理らしいラグビーができたと思う。単に勝利を喜ぶだけでなく、今回の試合の課題を次に向けて取り組んでいきたい。これからの2週間は、ディフェンスの甘さやモールの組み方を改善し、厳しい試合にも折れない精神力を身につける期間にする」
▽天理大・No.8中野真仁
「同志社大が勝利してくれたので、自分たちも『関西ラグビーの強さを証明しなくては』という思いで試合に挑んだ。最初にミスをしてしまってからずっとチャンスを狙っていた。負ける気も焦りもなく、必ずトライできると確信していた」
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