【11・12月号掲載】別所×学生 交流深める
京都市左京区花脊別所町で、第22回別所井戸端展が10月30日に開催された。イベントでは別所の住民らが実際に住んでいる民家などを会場とし、つる細工や鹿カツカレーなどおのおのの作品や物産品を販売。住民の知人を始め、他の地域からも老若男女問わず人々が訪れた。
当日は左京区の地域活性化プロジェクト「左京×学生 縁ねっと」から学生がカメラマンとして参加し、地域住民との交流を深めた。
縁ねっとでは、今年度からボランティアを一つの地域で継続して行う取り組みを始め、今年は地域に別所を選択。雪かきや世代間交流会への参加など従来の活動に加え、チマキザサ再生プロジェクトや別所井戸端展に関わった。安部健太さん(京都産業大・4年)は別所井戸端展を「家に招待するという地域のみなさんの温かい対応に驚いた」と振り返る。各会場では出展者と来場者がにこやかに語らう姿が見られた。
住民の藤井優三さんは、別所井戸端展について「別所に移り住んできた人々の、知人に元気で暮らしている様子を知らせたいという気持ちが井戸端展の開催につながった」ときっかけを振り返る。まちづくりアドバイザーとして縁ねっとに携わる大塚敏之さんは、「自然と人、魅力のある別所を学生たちが好きになり、将来は定住先の選択肢の一つとして考えてくれれば」と話した。
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