vol.331 地域と学生つながる おはこ文化祭
学生団体「石橋×阪大」と石橋商店街(大阪府池田市)が主催する「おはこ文化祭」が、11月20日に同商店街で行われた。大阪大のサークルや地域の有志が、展示や物販・ステージなどさまざまな企画を行った。今年で3回目の試みとなる。
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商店街の北側、平和温泉もステージに早変わり。浴室の中にギターとカホンを持ち込み、午後0時5分からはLittle Edwardがアコースティックライブを披露した。
Little Edwardは大阪を拠点に、洋楽カバーやオリジナル曲を演奏する3人組アコースティックバンド。音がよく響いたり蒸し暑かったりと、お風呂場の独特な環境の中、オリジナル曲も含めた4曲を披露した。
ボーカルの小田澪(りょう)さん(大阪大・4年)は「ライブハウスはファンの人が来てくださるけど、(今回のような)お風呂場は、元々ライブのための場所ではない。ファンじゃない人たちに曲を聞いてもらって、ファンになってもらえるというやりがいがある」と話していた。
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午後1時15分からはメインステージ前で、音楽に合わせて突然人々が踊り出すパフォーマンス「フラッシュモブ」があった。有志でフラッシュモブをやりたい人々が集まるという「Happy Clowns」が企画。石橋×阪大のスタッフや商店街の関係者も踊りに参加し、通り掛かった人々を楽しませた。
最初に踊り始めた喜多幸子さん(同大・4年)は「みんなを飲み込めたら良いな」と思っていたという。周りで見ていた人々からは、「小さい子もいっぱい参加していて微笑ましかった」「フラッシュモブを初めて見たが、楽しかった」などといった声があった。
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阪急石橋駅を出た所には、商店街有志の屋台が並び、祭りを盛り上げた。
和菓子店の「松家本舗」が餅をつき、小豆を炊いたというぜんざいや「カフェ&クレープ bon*bon」が作るフランクフルトなど、商店街からさまざまな人々が協力して屋台を出した。祭りの責任者で、石橋×阪大の宮武由佳さん(同大・4年)は「商店街の方の協力なしではできなかった」と話す。
屋台横の案内所ではスタンプラリーも行われ、多くの子どもたちが台紙と地図を片手にスタンプのある場所へと向かっていた。スタンプを集めて戻ってきた子どもたちは、うれしそうに賞品のお菓子を選んだ。
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