【サッカー】大体大 立命に競り勝ちインカレ出場権獲得
◇関西学生サッカー後期リーグ第11節(11月13日 ヤンマースタジアム長居)
<大体大2-1立命>
4位大阪体育大と5位立命館大がインカレ出場権をかけて激突した。引き分け以上でインカレ出場が決定するのに対し、立命は勝利が絶対条件となった今節。序盤は両チーム、ロングパスを多用し、中々ボールが収まらないが徐々に立命が試合を落ち着かせると、24分に先制に成功する。パスを受けたMF竹本が思い切りよくミドルシュートを放ち、クロスバーに当たって跳ね返ったボールをFW木藤が押し込んだ。その後も立命が主導権を握り、優位な状態で前半を折り返す。しかし、後半は大体大が立ち上がりからいい入りを見せると、69分。右サイドからDF小川がクロスを入れると、FW古城が頭で合わせ、同点に追いつく。インカレ出場のためにも得点が必要になった立命は失点直後の72分にMF永井とFW松下を同時に投入し、勝ち越しゴールを目指す。その後は両チーム一進一退の攻防を繰り広げるが、時間が経つにつれ立命は攻撃に焦りが生まれる。すると、90+1分に立命が前がかりになった隙を見逃さず、大体大がカウンターを仕掛け、最後はMF末吉が逆転ゴールを奪った。大体大が勝負強さを見せ、インカレ出場権を勝ち取った。
【前半】大体大0-1立命
【後半】大体大2-0立命
【試合終了】大体大2-1立命
【得点】大体大:FW古城(69分)、MF末吉(90+1分) 立命:FW木藤(24分)
▽大体大・坂本監督
選手たちは集中してよく頑張ってくれた。最終的にインカレ出場圏内に入ったが、今季はつまらない失点が多すぎた。メンバーが若いだけに安定した試合運びがシーズンを通してできないこともあった。(インカレに向けて)中盤とストッパーがそれぞれ2枚けがで欠けている。中盤が足をつっているようじゃだめ。まずはけが人の回復が第一。
▽立命・米田監督
シーズンを通して、ネガティブではなく非常にポジティブに進めてくれた4回生には敬意を表したい。4回生を全国に進められなかったのはこちらの力不足。阪南、関学、明治などに打ち勝つためにはもっと強くならないといけないと思える1年だった。下級生は(4年生が)積み上げたものにもう一つ加えていかなければならない。
▽立命・DF大田
悔しい気持ちとチームのみんなに申し訳ない気持ち。前半は自分たちのテンポで進められたが、後半は大体大の持ち味の高さと強さに耐えきれなかった。自分たちもボールを持てる時間があった決め切れなかった。そこが今日の全て。勝たなければと焦って全員が同じ方向に向けなかった。今年は立命のサッカー、スタイルを全国に少しではあるが浸透させることができた。下級生は経験もポテンシャルもあるので、今後はもっと浸透させていってほしい。
コメントを残す