◇関西学生サッカー後期リーグ第9節(10月29日 ヤンマーフィールド長居)

<阪南大4-0大体大>
今節、条件次第では優勝が決まる阪南大がインカレ出場権を争っている3位大阪体育大と対戦した。試合は後期負けなしの勢いそのままに阪南大が優位に進める。相手陣内でボールを回しながらリズムをつかむと19分、FW山口のスルーパスに抜け出したMF脇坂が右サイドをえぐり、クロスを上げるとゴール前でフリーだったMF山﨑が合わせ、先制に成功する。その後も多くのチャンスを作るも、追加点は奪えず1点リードで前半を折り返す。後半も阪南大ペースで試合は進む。67分にFW山口のクロスにMF脇坂が倒れ込みながらヘディングシュートを決めると75分、コーナーキックからDF甲斐のヘディングシュートはキーパーに弾かれるが、こぼれ球をDF町田が頭で押し込み追加点。そして82分、左サイドから途中出場のMF外山がクロスを上げると、FW山口がスライディングシュートをゴールに流し込み試合を決めた。両サイドからのセンタリングが起点になり全得点が生まれ、守備では大体大の強力な攻撃陣を無失点に抑えるなど攻守に圧倒した阪南大が4−0で大体大を下した。また、2位関西学院大が敗れたため、2試合を残して2年ぶり8回目のリーグ優勝を決めた。

【前半】阪南大1-0大体大
【後半】阪南大3-0大体大
【試合終了】阪南大4-0大体大
【得点】阪南大:MF山﨑(19分)、MF脇坂(67分)、DF町田(75分)、FW山口(82分)

【試合後のコメント】
▽阪南大・須佐監督
前半は相手の早いロングキックと風に手を焼いたが、後半は左右のクロスから得点を奪えた。ただ、まだまだクロスに行くまでの回数が少ない。(守備に関して)相手は蹴るだけだったので、手応えはあまりないが前節は後半にやられたので後半の守備はしっかり行こうという声はかけた。(今後の試合に向けて)関学には去年観客がいる前で3回も負けているので最終節までプライドを持ってやってほしい。

▽大体大・坂本監督
(試合を振り返って)見た通り。2点目が入るまでは悪くなかったが、ミスが全部失点につながってしまった。(上位相手に2連敗について)試合の中で流れがつかめなかった。(自分たちの)力はこんなもんですよ。(今後の試合に向けて)勝たないとインカレはないと思うので、勝ちに行きたいです。