◇関西学生サッカー後期リーグ第5節(10月1日 J−GREEN堺メインフィールド)

 前節、桃山学院大と引き分けた2位関学大はリーグ連覇のために何としても勝ち点3が欲しい今節。10位の京都産業大と対戦した。試合は序盤から関学ペースで進む。1トップに入ったFW出岡やMF徳永が積極的にシュートを放ち、相手に主導権を渡さない。守備では主将のDF米原を中心とした堅い守りで相手に1本もシュートを打たせずに前半を終える。しかし、後半の立ち上がり、先制点を奪ったのは京産大。48分、FW和田にこぼれ球を押し込まれ1点のビハインドを背負う。点を取りに行くしかなくなった関学はMF魚里に変えてMF塩谷を投入し攻撃に変化を加える。すると71分、左サイドをドリブルで突破したMF塩谷がシュート。GKが弾いたボールを最後はFW出岡が押し込み、同点に追いつく。その後も攻め続けた関学は試合終了間際、MF森のスルーパスに反応したMF徳永がゴール前にクロス。ゴール前、フリーで受けた途中出場のMF武田が合わせるもGKに防がれてしまう。勝ち越しゴールを奪う絶好の機会を逃し、試合終了。前後半合わせて21本ものシュートを放ったが1点しか奪うことができず、リーグ戦3試合勝ちがなくなった関学は次節、大阪学院大と対戦する。

【前半】関学0-0京産大
【後半】関学1-1京産大
【試合終了】関学1-1京産大
【得点】関学:FW出岡(71分) 京産大:FW和田(48分)

【試合後のコメント】
▽関学・成山監督
もっと戦わないと、勝とうという意志を持たないと駄目。(守備に関して)23番(FW和田)に1点取られている時点で、全然駄目。1トップとか2トップとかフォーメーションの問題ではなく気持ちが、試合に勝ちたいという意志がないと試合には勝てない。選手たちには大いに反省して欲しい。(残りの試合について)次の試合どうこうというよりも、次の練習が全て。瞬間瞬間で頑張ってもらわないと。