7年ぶりの優勝を狙う関西大。昨年は立命館大や関西学院大という強豪チームに及ばず、3位という結果に。初戦の相手は、19年連続で1部リーグ残留を果たしている神戸大だ。
 第1Q、流れを作ったのは関大だった。相手がファンブルしたボールをすかさずRB松下(3年)がリカバーし、そのままTDを決める。
 以降も確実に得点を重ねていき、鉄壁のディフェンス陣は相手にTDを決めさせない。第4Q終了間際、DB小阪田(4年)がパスインターセプト。そのまま60ヤードもの距離を走り抜けTDを奪い、駄目押しの追加点とした。一方で反則を何度も取られ、流れが止まる場面もあった。
 昨年は無失点で勝利した相手に対して苦戦した試合となった。試合後、板井ヘッドコーチ兼監督は「プレーのデザインは良くできていた。しかし、ひたすら弱い所を突かれ、相手にとってプレーしやすい土俵だっただろう」と振り返る。一方で「どのチームよりもきっちり練習をこなしているという自信はある。誇りにして立命や関学に挑んでほしい」と期待を込めた。
 今試合では、パスが通らないなどオフェンスのミスが目立った。2強を倒し、学生王者をつかむためにはオフェンス陣の連携強化が課題だ。