【9・10月号掲載】学生デザイン 商品化へ
京都精華大の学生がデザインした眼鏡が、メガネショップ「ALOOK」で商品化される。デザイン学部プロダクトコミュニケーションコースに所属する学生が、商品の付属ケースや眼鏡拭きなども一式手掛けた。
医療器具でもありながら、ファッションアイテムでもある眼鏡。デザインにおいては、単純な見た目の美しさだけではなく、掛け心地を意識する必要がある。同コースでは昨年度から、アイウエア(眼鏡)デザインの授業が行われている。講師は眼鏡デザインの企画・生産を行う株式会社ボストンクラブの笠島博信氏と脇聡氏。「実際に現場で活躍するプロのもとでプロダクトデザインを学べることに魅力を感じ、受講した」と長谷川千波さん、北野瑠菜さん、藤田悠貴さん(いずれも4年)は語る。
製品化までの落とし込みの作業を行い、掛けた時の違和感を解決しながら、納得いくデザインを実現するよう、何度も製図を調整する作業にやりがいを感じたという。商品化されるのは、長谷川さん、北野さん、藤田さんの順に、和服に似合う眼鏡「結(yui)」、「凛かわいい」がテーマの「hanagoromo(花衣)」、ワシの持つ美しさと力強さを表現した「DIGNITY」。「商品化の経験を通じて作りたいものをどのように作り、伝えていくかを学んでほしい」と、笠島氏と脇氏は期待を寄せた。販売は11月中旬を予定。
コメントを残す