関西学生野球秋季リーグ戦第3節、同志社大-関西大の2回戦が、9月18日南港中央球場で行われた。関大は6回、同志社・1番福原にソロ本塁打を浴び先制点を許す。1点を追う8回、2つの四球から一死一、二塁の場面をつくると、1番多田が左前適時打を放ち同点に追い付く。その後、多田の盗塁などから二死一、三塁とし、3番古川が適時内野安打を放ち逆転に成功。2−1で勝利した関大がリーグ1番乗りで勝ち点2を獲得した。先発の山本は8回1失点の好投で今季2勝目をあげた。

同志社 000 001 000=1
関大 000 000 02×=2

【同志社】●平尾奎、福島-山岸
【関大】○山本、阪本大-高橋、久米
本塁打:福原(同志社)(1号)
二塁打:福原(同志社)

【試合後のコメント】
▽関西大・早瀬万豊監督
「古川は見事。前半はイーブン状態でなかなかつけ入る隙がなかったが、最後まで全力で戦えた結果。偶然ではない気がする。同志社は力をつけてきているので覚悟していた。ここまで競ったゲームをものにできているのが大きい」

▽関西大・古川陸選手
「打ったのはインコースのストレート。綺麗なヒットでなくても、どんな形でも1点を取りたかった。このリーグ戦は迷惑をかけているが、監督さんは我慢して使ってくれていたと思う。調子が悪いなりに振り抜いた結果がつながった。この一週間、しっかり練習して勝ち点5を取れるように頑張る」

▽同志社大・澁谷卓弥監督
「ピッチャーは2点まででよく抑えてくれた。関大の投手は強いボールを投げるので、振り負けないように対策をしていたが思ったよりも真っすぐの球がきていた。ストレート負けをしてしまったが、終わったことなのでしょうがない。打線はもう一度基本を見直す。残りのカードをいい内容で戦えるように準備していく」

▽同志社大・福原健太選手
「(6回に放った本塁打について)5回まで0対0できていて、平尾(奎)さんが頑張ってくれていたので、なんとしても打ちたかった。初球を空振りしたが切り替えてがむしゃらにいこうと思った。先制点なのでうれしかったが、1対0のままではいけないと気持ちを切り替えた。(辻選手について)辻は抜けていなければ不動の1番。辻がいない中で同学年の自分が何としてもという気持ちがある。あいつと同じくらい頑張らないと。1打席目はどんなかたちでも出塁したい」