関西学生野球秋季リーグ戦第1節、同志社大-近畿大の1回戦が9月3日わかさスタジアム京都で行われた。同志社は3回、一死二、三塁から2番大西の中前適時打で1点を先制する。8回に近大・竹村の2点本塁打で逆転を許し、3-1で迎えた9回。5番白水の2塁打などで無死二、三塁とし、6番平山の犠飛で1点差につめよると、8番山岸の左前適時打で同点とする。3-3で迎えた延長11回、二死一塁から山岸が左翼線への適時二塁打を放ち勝ち越しに成功した。

(延長11回)
同志社 001 000 002 01=4
近大 000 000 030 00=3

【同志社】福島、平尾拓、○松井、平尾奎-山岸
【近大】畠、●伊波-山野

本塁打:竹村(近大)
二塁打:白水2、山岸(同志社)、中家、川上、山野(近大)

【試合後のコメント】
▽同志社大・澁谷卓弥監督
「選手たちは諦めずに粘ってくれた。ビハインドになってからどうするかがうちの課題。まずは目の前の一勝を目指して引き締めていく」

▽同志社大・山岸大起捕手
「春の開幕戦は落としていたので、『ぜったい負けられへん』という気持ちがあった。1年生の松井を楽にさせてあげたいと思って打席に立った」

▽同志社大・松井孝太郎選手
「今日はガチガチでした。2イニング目の力を最初から出せたら良かった。気持ちが弱いので、ヒットを打たれても点をとられないしぶといピッチャーを目指す」

▽近畿大・畠世周投手
「球速は出ていたが球の質がよくなかった。野手のミスを投手がカバーしなければならなかった。リーグ戦前は決して調子は悪くなかったが、うまく調整できなかった。井手と白水をキーマンとして警戒していたが、9回は2人ともランナーに出してしまった。次の試合までに真っすぐを見つめ直したい」