「バレエは永遠の恋人」と目を輝かせるのは、中川万里奈さん(神戸女学院大・2年)。世界最大のバレエ教育機関「RAD」(ロイヤル・アカデミー・オブ・ダンス)が主催する検定試験で「Grade 8 Award」と、「Intermediate」を取得。バレエの知識や技術を国際的に評価する検定で、後者はRAD登録教師の資格「CBTS」を受験するのに必要な認定レベルだ。
 映画「オズの魔法使」のバレエシーンに憧れ、5歳からバレエの世界へ。初めて指導を受けた講師がRAD登録教師だったことから取得を勧められた。試験での使用言語が英語に限られていたことや、試験教官からのアドリブに応えられるよう練習するのに苦労したという。
 今後は資格の他にも、解剖学を学んだり国外でバレエのワークショップに積極的に参加したりと、バレエに生かせる知識を身に付ける予定だ。
 大人になって初めてバレエをする人が増えている今、バレエシューズやトーシューズなど、用品選定のアドバイザーとなり、力になれたらうれしいという。結果的に、これまで取得した資格を生かすことが理想。支えてくれる全ての人と恵まれた環境に感謝しつつ「バレエ経験という人生の宝物を生かし、将来的に社会貢献ができたら」と意気込みを語った。