【野球】近畿学生 5リーグ対抗戦 快勝で12年ぶり栄冠
第23回大学野球関西オールスター5リーグ対抗戦の決勝戦、近畿学生野球連盟-関西学生野球連盟が6月27日にわかさスタジアム京都で行われた。近畿学生は3回、二死二、三塁の好機で2番福永(4・大阪大)が左前へ先制の2点適時打を放つ。同点に追い付かれた直後の6回、一死一、三塁から5番菅田(1・奈良学園大)が勝ち越しの適時打を放つと、四球を挟み7番茶谷(3・和歌山大)も適時打を放ち追加点。その後二死満塁として、9番藤岡(3・神戸大)が走者一掃の二塁打、1番米満(2・奈良学園大)も適時打で続き、この回6点を奪って関西学生を突き放す。8回にも2点を加え、試合を決定づけた。投手陣は岡畑(3・神戸大)、大仁(2・奈良学園大)、山田(3・和歌山大)、宮本翔(3・和歌山大)の4人が11安打を浴びるも、要所を締めて4失点で逃げ切った。12安打10得点の快勝を収めた近畿学生が12年ぶりの優勝。関西学生は3連覇を逃した。
近畿学生 002 006 020=10
関西学生 000 110 002=4
【近畿学生】岡畑、◯大仁、山田、宮本翔-沖、奥野
【関西学生】畠、吉川、●福島、平尾、中内、阪本、樋川-山野、山岸、仲川、村山
三塁打:小深田(関西学生)
二塁打:茶谷、藤岡、西田、福永(近畿学生)
【試合後のコメント】
▽近畿学生・酒井真二監督(奈良学園大)
「打撃陣には早いカウントから積極的に振っていこうと指示していた。藤岡がよく打ってくれた。近畿の意地。国立大の選手もレベルが高い。先発した岡畑はナイスピッチングをしてくれた。(9回裏の2失点について)野球は最後まで分からない。難しいスポーツ。最後まで気を抜かず、諦めないことが大切だと改めて気付いた」
▽近畿学生・藤岡涼介選手(神戸大)
「6回に打ったのは変化球。その前にエラーしていたので、絶対取り返すという気持ちで打席に入った。自分はあまり長打はないが、一番飛ぶポイントにボールがきてくれた」
▽近畿学生・岡畑翔投手(神戸大)
「今日は気持ちで負けちゃダメだと思って、キャッチャーのミットだけめがけて自信を持って投げた。前の試合で後輩の渋谷(2・神戸大)がいい投球をしたので、尻に火が付いた感じ。全国で4強に入った奈良学園大の選手に引っ張られるように、チームはすごくまとまっていた」
▽関西学生・後藤昇監督(立命館大)
「完敗。私が出した投手が打たれたので仕方がない。私が悪い。0点で抑えて帰ってきてくれると思ったが、なかなかそうはいかなかった。力で押し切ってほしかったが変化球をうまく合わされてしまった。(2年連続で指揮を取るが)戦力的には昨年と変わらない。調子の悪い投手をあえて使った面もあった。オールスターなので東(3・立命館大)以外の投手全員を使ったが、それプラス勝つことが難しい」
▽関西学生・白水健太主将(同志社大)
「最初のチャンスで点を取れなかったことが、悪い流れにつながってしまった。先に点を取ってあげたかった。秋は(関西学生野球連盟の)どこかのチームが優勝して、近畿学生野球連盟と戦うことになる。高いレベルで秋のリーグ戦を戦っていきたい」
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