Vol.303 帝塚山カフェ 大学カフェの最先端へ
いま帝塚山大学奈良・東生駒キャンパスでは、昨年9月にオープンした「TEZUKAYAMA FOREST CAFE」が注目を集めている。大学のカフェとは信じ難いおしゃれな空間が話題となり、学生だけではなく、卒業生や地域の住民など学外の利用者も後を絶たない。
2014年、一人でもくつろげる場所を求める女子学生の意見をヒントにカフェ設置プロジェクトが始動し、帝塚山大学創立50周年記念の目玉企画となった。カフェのデザインは株式会社東急ハンズに依頼。殺風景だった以前のラウンジは改装され、大木に見立てた柱を中心とした店内には優しい光が差し込む。
カフェのこだわりは内装だけではない。学生がゼミの活動の中で考案したコラボレシピや、地元の奈良産の食材を使ったメニューを提供している。カフェの担当者は「毎日利用しても選べるように、豊富なメニューを用意している」と工夫を惜しまない。
学外の友人と来ていた上武加奈さん(文学部・2年)は「コンセントもあり自習ができる。女性一人でも抵抗なく入りやすい」と話す。最近は部活やサークルが貸切でパーティを開くこともあり、新しい交流の場になっているという。
また、放課後や授業の合間にパフェやケーキを注文するスイーツ男子の姿も目立つ。男女共に人気の「TEZUKAYAMA FOREST CAFE」は今後も大学カフェの最先端を切り開く。 (聞き手=清水綾里)
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