関西学生野球春季リーグ戦 第4節 立命館大-関西大の1回戦が、4月23日南港中央球場で行われた。両チーム無得点のまま迎えた6回、立命は一死二塁の場面で3番辰己が左中間を破る2点適時二塁打を放ち先制。9回にも8番山田が右前適時打を放ちリードを3点に広げる。投げてはエース東が関大打線を8回途中1失点に抑え、前節のノーヒットノーランに続く好投を見せた。

立命 000 002 001=3
関大 000 000 001=1

【立命】◯東、山上-山田
【関大】●阪本大、肥後、濱田、水師、本城-久米
二塁打:辰己(立命)、勝岡、久米、松山(関大)

【試合後のコメント】
▽立命館大・後藤昇監督
「関大との試合で勝利したことで、最初の山場を乗り越えることができた。明日の試合で勝つことができれば気が楽になり、これから戦う近大や同志社との勝利に一歩近づいていくだろう」

▽立命館大・東克樹投手
「今日は粘りのピッチングになると思っていた。走者が出た時にどう切り抜けるかが大事。ストライクゾーンを広く使って低めに集めた。毎試合最終回の先頭打者を打ち取れていない。甘さが出た。監督にも言われたが、まだエースになりきれていない。先頭打者を抑えていれば危ない雰囲気にはならなかった。体力面でまだ課題がある。ここから全勝するつもりでいきたい。(次の近畿大戦に向けて)監督にエースと認められるように投げ勝ちたい」

▽立命館大・辰己涼介選手
「(先制打の場面)変化球をレフトに持っていこうと狙っていた。練習から取り組んでいた成果が出た。関大戦は一つの山場。その試合で打てて、勝てたのは大きい。明日にいい感じでつなげたい」

▽立命館大・山上大輔投手
「東さんが8回まで粘りのピッチングで抑えていたので、負けをつけたくないと思っていた。監督には『1点は取られてもいい』と言われていた。気持ちで抑えられて良かった」

▽関西大・早瀬万豊監督
「3点以上取らないと勝ちきれない。投手陣は四苦八苦だったが、阪本はよく粘ってくれた。欲を言えば、2点以内に抑えて欲しかった。(打線は)ヒットは打てていたが、あともう1本が出なかった。明日は勝ちたい」