【野球】京大 立命に惜敗で勝ち点逃す
関西学生野球春季リーグ戦第3節、京都大-立命館大の2回戦が、4月18日皇子山球場で行われた。京大は3回、立命3番辰己の犠飛で先制を許すも、その後は先発樋川が好投し0点に抑える。迎えた9回、一死満塁の好機をつくり捕逸で同点に追いつくも、延長10回に立命辰己のサヨナラ適時打で敗戦。先発樋川は先制されながらも強力立命打線を延長10回途中2失点に抑え、前回の関西大戦に続く粘りの投球を披露した。
(延長10回)
京大 000 000 001 0=0
立命 001 000 000 1×=2
【京大】●樋川-村山
【立命】渡邉、岡本、山上、○黒田-山田
三塁打:池内(立命)
二塁打:一杉(京大)
【試合後のコメント】
▽京都大・青木孝守監督
「樋川は2試合連続でいい投球をしてくれた。昨年よりもヒットを打てていないのでつながないといけない。いい当たりが正面をついたり仕方ない部分もあるが、打線はなんとか3点取れるようにしないと。次の関学戦ではバントをきっちり決められるようにしたい」
▽京都大・佐々木佑輔主将
「ロースコアで進んで試合としては良かったが、全部樋川一人のおかげ。野手陣が援護できなかった。初回のバントミスやチャンスでの一打がまだまだ。チャンスメイクができなかった。先頭打者が出塁しないと点に結びつかない。樋川はリーグ戦で手応えを掴んでいる。これからの京大投手陣の中心になると思う」
▽京都大・樋川大聖投手
「悔しさしかない。全体的に甘く入っていて制球が悪かった。うまく抑えられていたのは相手に助けられた。もっと低めに投げないともっていかれる。次は甘くならないように、インコースをしっかり投げたい」
▽立命館大・後藤昇監督
「まさかの試合。京大の投手には打者の嫌なところをつかれた。タイミングが早すぎてみんな泳ぎぎみだった。渡邉は最高のピッチングをしてくれた。波がありまだまだ粗いチーム。経験のなさからくる部分もある。波を極力小さくしないといけない。これからが本番」
▽立命館大・渡邉大地投手
「新人戦のときに京大相手に悪いピッチングをしてしまったので、今日は気持ちが入っていた。関学戦のときより緊張せず、いい感じで投げられた。自分に勝ちはつかなかったがチームは勝てた。次も先発する機会があれば、今日のように長いイニングをしっかり抑えられるようにつくっていきたい」
▽立命館大・辰己涼介選手
「ヒットゾーンが広かったので、最後は打てるべくして打てた。相手投手の球は速くなく、低めに集められていた。自分の苦手なタイプの投手。序盤の打席は力んで大振りしていた。修正してコンパクトにいったことで理想のバッティングができた」
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