関西学生野球春季リーグ戦 第1節 関西学院大-立命館大の2回戦が、4月3日わかさスタジアム京都で行われた。立命は4回、関学の6番片山に2ランを浴び先制点を許す。2点を追う6回、一死二塁の場面で7番代打谷口が安打でチャンスを広げる。続く8番代打山田が適時打を放つと、9番石坂が同点打、1番池内が2点適時打を放ち勝ち越しに成功。その後も打線が爆発し、この回一挙7得点と試合をひっくり返す。7回にも3番辰己、4番高島の適時打で2点を加え、立命が9―2で大勝した。2番手で登板した山上は2回無失点の好投でリーグ戦初勝利。1勝1敗として勝ち点の行方を3回戦以降に持ち越した。

関学 000 200 000=2
立命 000 007 20×=9
【関学】山口、●中内洸、下山、朝倉、後藤田-浅尾、仲川
【立命】渡邊、○山上、小橋、岡本-佐野、山田
本塁打:片山(関学)
三塁打:辰巳(立命)
二塁打:石坂(立命)

【試合後のコメント】
▽立命館大・後藤昇監督
「勝てて良かった。朝から調子が良かった代打がうまくヒットを打ってくれた。1、2点を取って勢いに乗れた。ただ勝つだけじゃなくて勢いのある勝ち方をしようと思っていた。うちはレギュラーが決まっていない。調子のいい奴がベンチに入っている。チームの競争が激しい。昨日打てなかった中内君から点を取れたのは大きい。代打の堂(2安打1打点)が5回に流れを変えて、谷口、山田もやってくれた」

▽立命館大・高島勇弥主将
「練習や練習試合でやっているのがやっと公式戦でできたかな。代打の谷口、山田、堂がつながったので勢いに乗れた。今日ようやく自分たちの野球ができた。いろんな投手に対応できた。見ていくよりも自分が打ちたい球が来たらどんどん打っていく。今年は打撃が中心。昨日の負けでみんなむずむずしてたので、これでやっと吹っ切れた。公式戦の経験者が少ないチームなので、今日はチームとしていい経験になった」

▽立命館大・堂圭選手
「今まで結果を出せていなかった。大事な場面で出してもらって、絶対に結果を出すという気持ちでいた。今までの立命はスタメンが決まっていたが、今年は全員がいつ出てもいいように準備できている」

▽関西学院大・片山翔太選手
「真っ直ぐが多かったので、変化球はこないなと思っていた。8割ストレートに張っていた。走者一塁だったので後ろにつなごうと思っていた。入るとは思わなかった。そのまま入ってくれてうれしかった。ダイヤモンドを一周したのは高校以来」