【野球】関大 延長12回 主将のサヨナラ打
関西学生野球春季リーグ戦 第1節 京都大-関西大の2回戦が、4月3日わかさスタジアム京都で行われた。関大は初回に4番小池の適時打で1点を先制するも、京大に2回に2点、3回に1点を奪われる。1―3のまま迎えた9回。二死二塁の好機をつくると、2番勝岡、3番古川の連続適時打で2点を獲得。3―3の同点となり試合は延長戦へ。両者譲らず迎えた延長12回。5番久米の安打などで一死一、二塁とすると、7番松山がサヨナラとなる左前適時打を放ち、試合を決めた。10回から登板した阪本大は3回を完璧に抑え今季2勝目。4-3の接戦を制した関大が、リーグ一番乗りで勝ち点を獲得した。
京大 021 000 000 000=3
関大 100 000 002 001×=4
【京大】樋川、岩本、宇納、●平田―村山
【関大】吉川、肥後、水師、◯阪本大―高橋、久米
二塁打:一杉、鈴木、森本(京大)、古川、小池、勝岡、阪本大(関大)
【試合後のコメント】
▽関西大・早瀬万豊監督
「疲れました。勝てて大きいのは大きい。京大は粘り強さがあってしっかりした野球をしている。吉川はちょっと残念。何か強さがまだ足りない。松山は状態がいい。しぶといのが取り柄。勝ったから良かった。阪本は石田の代わりになるぐらいタフ。本人も気合いが入っていた。チームの状態をまだ上げていかないといけない」
▽関西大・松山和哉主将
「打ったのはスライダー。気持ちで打った。後輩が作ってくれたチャンスを最後に決められた。2戦で勝ちたかったので正直ほっとしている。チームにとってはいい収穫。反省点の中での収穫として、いい粘りができた。もっと早くピッチャーを助けてあげたかった。大学に入って初のサヨナラ打。足を引っ張ってばかりだったが、最後は打てる気しかしなかった」
▽関西大・阪本大樹投手
「1点もやれない、流れを渡せない状況で、気持ちでいくしかないと思った。(2試合連続の登板で)肩にハリはあったが、そんなことは考えずに投げた。いつマウンドに立ってもいいように準備してた。最後まで自分が投げる気持ちでいた。とりあえず勝てて良かった」
▽京都大・青木孝守監督
「うちらしい試合ができた。序盤でこんなに打てたのは初めて。うれしい。中押しでもう1点、2点が欲しかった。(初先発で7回1失点の)樋川はよく投げてくれた。調子が良かった。球に力のあるピッチャー。ストライクさえ先行できれば今後もいいピッチングになる。(チームとしては)最後の場面で焦ったのがいけなかった。プレッシャーのかかる場面で成長しないと。細かいミスが大きい結果につながってしまう。練習していかないといけない」
▽京都大・佐々木佑輔主将
「先制されたのは想定内。開幕戦の時のような緊張感はなかった。中盤で中押しの1点が取れず悪い流れになったのが敗因。延長に入るとうちのチームは不利になってしまう。9回で決めたかった。(今日は二桁安打だが)次の試合は分からない。次の立命戦に向け、気を引き締めてやっていきたい」
▽京都大・樋川大聖投手
「そんなに緊張はしていなかった。甘いところに投げたら打たれると思い、低めに投げられるよう修正しながら投げていった。球威が落ちてしまったのが課題。今日は初先発で相手に知られていない状態でのピッチング。(7回を投げ終えて)疲れは感じていない。今後は変化球を使いつつ抑えていきたい」
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