【1月号掲載・サッカー】阪南大 あと一歩届かず
MF脇坂、MF山口と主力選手が欠場した今大会。阪南大は苦戦が予想された。それでも「(2人の)欠場が、逆にチームを一つにした」とMF八久保(ロアッソ熊本内定)は話す。
初戦、鹿屋体育大に勝利すると、準々決勝では大阪体育大を延長戦の末に破った。準決勝では、関東王者早稲田大を倒し勢いに乗る国士館大に勝利。初めて決勝まで駒を進めた。
決勝戦の相手は関西学院大。この3年間勝利がなく、今季も1分け3敗と相性が悪い。「(その関学に)勝って終わることができれば、最高の終わり方になる」と主将のMF松下(ヴィッセル神戸内定)は意気込んでいた。だからこそ、「気持ちが入り過ぎていた」と八久保。開始早々関学にゴールを許したのを機に、阪南大は4失点と守備が崩壊。悲願ともいえるインカレ優勝にあと一歩届かなかった。「チームのまとまりだけで勝てるほど、決勝戦は甘くなかった」と八久保は試合後に振り返った。
初優勝を飾った関学では、全選手が「今年のチームは昨年の(決勝での)負けからスタートしている」と話すように、敗北がチームを強くした。来年は阪南大の番だ。
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