【ラグビー】同志社大 8年ぶり王者に
◇関西大学Aリーグ第7節(5日・西京極総合運動公園)
○同志社13-10天理大●
MOM永富晨太郎(同志社・1年)
優勝をかけ、第6節まで全勝の天理大と、初戦負けするもその後調子を上げ6勝1敗となった同志社大が激突した。同志社はペナルティゴール(PG)で先制。そこから前半27分、CTB永富がディフェンスをかいくぐり、脚を掴まれつつも腕を伸ばし執念のトライ。天理大はペナルティが続き、同志社に2度のPGで得点のチャンスを与えてしまう。13-0で後半を迎え、このまま同志社の流れかと思いきや、天理大が2度のトライを決め最後まで王冠に手を伸ばす。だがその手を退け、同志社が8年ぶりの優勝を果たした。
【試合後コメント】
~同志社・山神孝志監督~
「後半ちょっとやられたが修正できた。同志社らしくないフィジカルにこだわってやってきた。それが花咲いた。最後天理は2人倒れてた。そこでうちは立ってた。モールで堅めてボールを動かした。自分たちのエネルギーにして学んでいきたい。関西リーグレベル上がってる。ラグビーは勢い。どうやって勢いを止めるか出すか」
「長かったなあ。最低限の任務、優勝ができた。過去はどうでもいい。このメンバーで優勝、歴史を作ってこいと言った。ケガなく大学選手権を闘える。自分たちで頑張っていく。新しいものを自分たちで」
〜PR才田智キャプテン(同志社・4年)〜
「自分たちのプレーに集中していた。この京都で同志社が勝って欲しいという思いが(観客から)伝わってきた。天理大は最後まであきらめない大学。我慢勝負だった。(最後2分は)時間使いながらもアタックできてよかった。関西リーグは終わったので明日起きたら忘れるというか……」
「正月を超えるという二つ目の目標について頑張っていきたい。初戦負けて周りにいろんなことを言われた。自分たちのラグビーが関西トップにできてうれしい。試合に出れなかった4年生も自分の役割を見つけれてくれて、メンバーのためにいろいろやってくれたおかげ(で優勝できた)」
〜WTB松井千士(同志社・3年)〜
「8年ぶりの関西チャンピオンうれしい。初戦負けちゃったけど(チームが)すごいねばってくれた。優勝争いに帰ってこれた。日本一になった時の喜びを感じたい。(関西選手権は)日本一になる通過点。ベスト4に入ったことがないのでまずそこに入って日本一に」
「大学のプレッシャーの中でプレイするのは、リオ五輪につながる。メダルが取れるように頑張りたい。(リオ五輪予選では)スピードの部分、世界のトッププレイヤー知れた。(今日の試合では)トライできなかったが、ディフェンスとアタックの部分、自分の課題克服できた。ディフェンスねばれたところ、大学選手権につながるのでは。関西王者ではなくチャレンジャーとして大学選手権に挑みたい」
〜CTB永富晨太郎(同志社・1年)
「1年生として試合に出してもらったのでうれしいです。緊張感はなく、いつも通りできた。同志社は(1年生の)自分でも意見を言ったりできるのでやりやすい。松井さんやったらインしてくれる。(松井選手のマークが厳しかったので)センター陣で行った方がいいと自分で途中から判断しました」
「関東は強いと思うんですけど……優勝目指すんですけど、一つ一つやっていけたら。最後はみんなで笑って終われるようにしたい」
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